アフリカや中南米、アジアなど世界中で生産されるコーヒー豆は様々な個性を持っています。栽培されるエリアや農園、品種、はたまた精製方法によって豆の個性は生み出されます。今回はエリアごとの生産地をまとめていきます。各国の簡単な説明を入れたり、リンクを随時追加していく予定です。
アフリカエリア
コーヒー発祥の地エチオピアや、ケニアにタンザニアなどバラエティに富んだアフリカエリア。ベリーやオレンジといった果実のような味わいのジューシーさ、フルーティーな風味が特長です。
🇪🇹エチオピア (ETHIOPIA)
🇰🇪ケニア (KENYA)
フルーティなスペシャルティといえばケニア!
スペシャルティコーヒーの中心、ケニア。19世紀末に生産が始まったケニアコーヒーの歴史は古くはないですが、植民地時代の20世紀初頭に研究機関が設立され、高品質の豆を効率的に生産するための生産体制が整えられてきました。
小規模農家のあつまり「ファクトリー」を単位に、各ファクトリーが協同組合に属しています。農家の生産方法の改善も顕著で、現在に至るまで「ケニア・カサンガリリ」「ケニア」などの、果実味あふれる高級品種が生み出されてきました。
🇹🇿タンザニア (TANZANIA)
🇷🇼ルワンダ (RWANDA)
🇺🇬ウガンダ (UGANDA)
🇧🇮ブルンジ (BURUNDI)
中南米エリア
世界の生産量ランキング1位のブラジルにはじまり、コロンビア、グアテマラ、メキシコなど有名どころの生産地があるのが中南米エリア。ジャマイカのブルーマウンテンなどが有名です。明るい印象のコーヒーが多く、きれいな酸味によって上品な味わいが特長です。
🇧🇷ブラジル (BRAZIL)
🇨🇴コロンビア (COLOMBIA)
🇬🇹グアテマラ (GUATEMALA)
ブレンドのベースからスペシャルティへ進化
国内ほぼすべての県でコーヒー栽培が行われ、中央アメリカではメキシコに次ぐ生産量を誇ります。
グアテマラの微気候と降雨パターンと肥沃な土壌が組み合わされて、多彩な味わいが生まれています。豊かな香りが特徴であり、ブレンドのベースとして重宝されてきましたが、近年、スペシャルティコーヒーにカを入れる農家も増え、特徴的な豆も次々に誕生しています。グアテマラ最古の栽培地のアンティグアの高品質なコーヒーなどはブランド化しています。
🇲🇽メキシコ (MEXICO)
🇵🇦パナマ (PANAMA)
🇯🇲ジャマイカ (JAMAICA)
🇭🇳ホンジュラス (HONDURAS)
期待のホープ!コーヒー豆栽培の成長エリア
標高が高く昼夜の寒暖差が大きいため、コーヒー豆の栽培に適しています。近年、品質の向上に意欲的な農家が増え、輸出量が増加。さらに高品質の豆の生産が期待されています。
🇸🇻エルサルバドル (El SALVADOL)
🇳🇮ニカラグア (NICARAGUA)
🇨🇷コスタリカ (COSTA RICA)
生産革命で高品質なシングルオリジンを多数生産するコーヒー新興国
小規模な農園が多く、かつては複数農園の豆を混ぜ合わせた商品がほとんどでした。現在はアラビカ種を保護するため、ロブスタ種の栽培を禁止し、さらに生態系保護のため厳しい環境基準が敷かれています。
マイクロミルという小規模生産処理場を生産地域に作ったことにより、農家自らが生産処理、管理、世界中のバイヤーとの直接取引ができるようになり、次世代の生産者も育ってきています。
🇵🇪ペルー (PERU)
アジア・その他のエリア
インドネシアをはじめ、ほとんどの国がコーヒー生産地となっているアジア。アーシーと呼ばれる大地のようなフレーバーや、深いコクが特長です。
🇮🇩インドネシア (INDONESIA)
🇻🇳ベトナム (VIET NAM)
🇲🇾マレーシア (MALAYSIA)
🇹🇼台湾 (TAIWAN)
🇳🇵ネパール (NEPAL)
🇮🇳インド (INDIA)
🇷🇪レユニオン島 (REUNION ISLAND)
🇺🇸アメリカ (US)