こんにちは、2017年から2年間ネパール駐在して、今は福岡の小さなカフェのオーナーをしています今村と申します。
昨日書いた記事は小さな成功体験談です
赴任最初の3ヶ月の中で、実際やっててあんまり速攻的な効果なかったなというものを5つ挙げていきたいと思います。
今回の記事はちょっとした失敗談です。学習序盤はやらなくてもいいというものをリストアップしていきたいと思います。
- 『基礎ネパール語』のローマ字よみはやらなくていい
- 『基礎ネパール語』の最初の方の単語と発音リストはやらなくていい
- ネパールで売っているネパール語学習テキストはやらなくていい
- 全部覚えてから会話なんてやらなくていい
- 『指差し会話帳』の後ろの辞書的なものはやらなくていい
- まとめ
『基礎ネパール語』のローマ字よみはやらなくていい
ネパール語学習に超良書の『基礎ネパール語』ですが、周回するのにちょっとしたコツがあります。ローマ字読みにこだわらないということです。
基礎ネパール語は文法を説明するためのちょっとした会話集です。そこにネパール語の発音がローマ字化してあります。ネパール語の発音は日本人には使わないものがあり、ローマ字化してしまうと中々難解になってしまいます。
英語でRとLの発音の違いがあるように、ネパール語にも似たようで違う発音というのがポコポコでてきます。
はじめのうちはローマ字ではなくカタカナで周回しましょう。初期の会話もカタコトのカタカナで十分に通じます。
『基礎ネパール語』の最初の方の単語と発音リストはやらなくていい
良書だからこそ使い方を工夫したい『基礎ネパール語』ですが、序盤は思い切って飛ばしていいです。会話が始まるページから始めましょう。
単語を覚えるなら『指差し会話帳』にリソースを全振りしてください。
ネパールで売っているネパール語学習テキストはやらなくていい
何冊かやってみましたが、学校で配られるテキスト含め、基本は英語で説明されています。
体感的に言語としてネパール語と日本語は仲間で、英語はすごく遠い存在です。近くのものはダイレクトに学ぶのが1番です。わざわざ英語を介してネパール語を勉強すると、すごくすごく遠回りです。
このブログを読んでいる方はほとんどが日本語を母語とする話者だと思うので、日本語でネパール語を学ぶのがスムーズでいいです。
ネパールで売っているテキストは、余力がないうちは手を出すのはやめておきましょう。
全部覚えてから会話なんてやらなくていい
文法でも単語でも全部覚えるなんて無理です。覚えたら発音してみる、実際に使ってみるのがいいです。とにかく間違えはあたりまえなので、使ってみて通じたらラッキーくらいでどんどん会話していきましょう。
自己紹介とかからセンテンスをつくってみて、使いまくってたら慣れるので少しずつ肉付けしていくのがいいんじゃないかなと思います。
私は日本から来ました。
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私は日本の福岡からきました。
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私は日本の南にある福岡から来ました。
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私は日本の南にある福岡から来ました。日本のラーメン食べたことありますか?
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私は日本の南にある福岡から来ました。日本のラーメン食べたことありますか?今度タメルにあるラーメン一緒に食べにいきましょう。
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私は日本の南にある福岡から来ました。日本のラーメン食べたことありますか?今度タメルにあるラーメン一緒に食べにいきましょう。ネパールにもラーメンに似た麺類ありますか?今度連れて行ってください。
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みたいな感じで少しずつでいいので話せることを増やしていけると、話す分にはそんなに難しくないです。
学習初期は聞くのは話すより時間かかると思います。聞きとるのは無限の可能性から拾っていく作業が必要ですが、逆に、話したいことは事前に文章化できますし、練習もできるので。
『指差し会話帳』の後ろの辞書的なものはやらなくていい
学習初期は後ろの付録は見なくていいです。まずは見開きで大きく書いてある単語を片っ端から覚えていけばいいです。どうしても気になる単語だけは辞書的に使いましょう。基本は見開きを覚えさえすれば、大抵のことは会話できるようになります。
まとめ
今回は学習初期にあんまり頑張ってやる必要なかったなぁ、というものを挙げてみました。生活に慣れながらの言語習得なので、あまりリソースを分散させるのはよくないです。
やらなくていいことに全力を注ぐと、やるとよいことに割く時間がなくなります。学習効率も下がります。良書を周回することに注力することで、後々にいきてきますので、グッとこらえてリソース全振りするといいと甘います。