期待のホープ!コーヒー豆栽培の成長エリア
標高が高く昼夜の寒暖差が大きいため、コーヒー豆の栽培に適しています。近年、品質の向上に意欲的な農家が増え、輸出量が増加。さらに高品質の豆の生産が期待されています。
コーヒーのはじまりと現在の姿
コーヒーの木が最初に植えられたは18世紀末、オランチョ県にて。現在は、世界でも生産量の多い国に数えられ、10万以上の小規模農園でコーヒーが栽培されています。
恵まれた自然条件と生産の課題
中央アメリカの他の国に似た自然条件ですが、一方、輸送に関わるインフラの脆弱性やドライミルがないなどの精製施設不足が課題です。
湿気が非常に多い地域では、生豆を乾燥させるスペースの確保が難しく、天日干しと機械乾燥を組み合わせるなどして、なんとか問題を乗り切っています。
基本はオーガニックコーヒー
主要3県の生産量が国全体の1/2を占め、小規模農園では主にアラビカ種であるティピカやパカスが作られています。基本は有機栽培で、熱帯林の日陰で育てるシェード栽培が取り入れられています。
コモディティからスペシャルティへ
ホンジュラスコーヒーは長い間、コモディティ市場向けに取り扱われてきましたが、近年、ホンジュラスコーヒー協会が品質向上のために、小規模生産者に向けた技術・設備支援や研修などの活動を精力的に行っており、今後さらなる品質向上が期待されています。
インフォメーション
年間生産量: 356,040トン
世界市場シェア: 3.9%
世界の生産量ランキング: 6位
主な品種: カトゥーラ、カトゥアイ、パカス、ティピカ
収穫時期: 11月〜4月
清清峰色: ウォッシュド
味わいの特徴: 強い甘み、軽やかな口当たり、複雑な果実味
味の傾向
甘み ★★★★☆
コク ★★★★☆
酸味 ★★★★★
余韻 ★★★★☆
主な銘柄
ホンジュラス エルデュラスノ
ストロベリーやチェリー、マスカットを思わせるフルーティな香りが特長。甘酸っぱい余韻が口の中で広がります。
エリア: ヘサス・デ・オトロ地区
農園: エル・ドゥラスノ農園
精製方法: ウォッシュド
主な国内生産地
コパン
コマヤグア
モンテシージョ
エル・パライソ
アガルタ