細く美しいラインがカップいっぱいに広がっていく...最後のカットの瞬間まで息をのむ。ファインラインロゼッタ。今回は難易度の高いロゼッタの描き方を説明していきます。
ファインラインは「細い線」で、ロゼッタはリーフとも呼ばれていて「葉」という意味です。
うまく強い対流を起こして、ゆっくりとミルクを乗せていきます。ミルクを乗せ始める位置を決め、左右均等にピッチャーをリズム良く降り続け、ゆっくり下がるというのがポイントです。
今回は台湾のバリスタChrislin4.0さんのYouTubeショート動画を解剖していきます。
https://youtube.com/shorts/YYq39icIniU?feature=share
描き方は大きく分けて4つのパートに分かれます。
➊ 対流とドットを出す
➋ ピッチャーをその場で振る
➌ 後ろに下がりながら振る
➍ ドットハートを描く
ファインラインロゼッタの描き方
➊ 対流とドットを出す



かさ上げが終わったら、ピッチャーを高い位置を保ったまま、カップの淵から中央に向かって進める。次第にミルクの流量を増やしながら中央にスパウトを近づけていく。ドットを出す瞬間、カップは立てた状態から少し平行にして対流的が起きやすいようにする。
➋ ピッチャーをその場で振る



ドットがでたらすぐに小さく小刻みに3回振る。ミルクの流量はそのまま太く。



その場でもう3回振る。ミルクの流量はそのまま太く。
➌ 後ろに下がりながら振る



7-9振り目。ミルクが返ってきて半円のような形を形成するので、1振り目の跳ね返りの位置と同じにするようにゆっくりと振りながら下がる。ミルクの流量はキープ、太め。



10-12振り目。カップはほとんど平行までもっていく。ミルクの上にミルクを注がないように下がるスピードを早めに調整する。カップの淵まで下がったら少しステイする。



レイヤーハートを描くように前進して、垂直にミルクを切って、豆のような形の窪みをつくる。
➍ ドットハートを描く



ドットハートはカップの淵から乗せる。この時カップは平行なので、ハートも横スライドさせる勢いでドットをつくる。



ハートを押し込みながら、移動するハートの中心にスパウトを沈め、ハートを大きくするまで我慢する。思った大きさになったらそのまま中心でスパウトを上げてハートを切る。



ハートを切ったらそのまま延長線上にまっすぐに葉っぱの部分を切る。最外円の葉っぱを切った所でミルクを切る。絵柄全体のバランスをみてしっかり絵柄の真ん中を切ること。
まとめ
以上でファインラインロゼッタの描き方の説明は終わりです。決められたところに決められたタイミングで移動して、ミルクを完全にコントロールしつつ、カップもミルクに合わせて平行に返していくのが難しいですね。
何度も練習して綺麗な線がでるようにしていきたいですね!
最後まで読んでくださりありがとうございました。