いまむうブログ

ほぼノンフィクション。面白さは保証できません。

#4 華麗なるフランチャイズの世界

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13:10。ゴンチャ大名店。面接会場を間違えて10分遅れで到着した。1F路面店。約100平米。家賃30万くらいだろうか。忙しくバイトが働いている。前回の春水堂の極狭な一畳事務所を想像していたが、全く逆だった。バックヤードは6畳部屋が2つ並んでおり、1つは休憩室、もう1つはホワイトボードに机が並んだ研修室になっていた。研修室に通され面接官に挨拶した。

 


勝手に女性だと思い込んでいたので、目の前に現れたほっしゃん。似の40代男性に少し戸惑った。30個程の質問票を記入し、それを材料に質問される形式の面談だった。早速、志望理由を聞かれた。実際の所はノリだ。福岡天神にあるメジャーブランドのタピオカミルク屋さん3つ全てに、アメリカからネット上で面接申し込みをした。その中の1つです。とでも言ったらよかったのだろうか。Webサイトに書いてあった事で共感したことを述べてその場は済ませた。他の質問はザックリまとめると、いっぱい働いてもらいます辞めるのは早めに言ってもらわないと困ります、といった主旨のものだった。

 


面談の中でのハイライトは、最後の質疑応答時間だった。全面接時間の80%はこの時間に費やされた。僕が聞いたのは、フランチャイズ経営に関しての突っ込んだ質問だ。というのも、今回面接を受けたのはゴンチャジャパンではなく、ゴンチャジャパンのフランチャイズ経営企業だったからである。タピオカ業界のフランチャイズ経営業態に興味があったのだ。

 


聞いた話をまとめるとこうなる。母体はパチンコ事業で、サブにフランチャイズ事業を行なっている。ゴンチャだけでなく、赤からや他のチェーン店と提携している。ゴンチャに関しては、福岡3店舗、千葉3店舗、埼玉2店舗を契約する日本最大のフランチャイズ企業。ゴンチャのFC契約はかなり審査基準が厳しい(内容は明言していなかった)のだが、スーパー社員くんが契約を結びつけた。コネでもあったのかと尋ねたらラッキーだったとの回答。心の中ではそんなことねーよ、パチンコ屋つながりか金だなと思いつつ話を聞いた。業績はかなりよく、彼の目は¥¥¥になっていた。フランチャイズ展開で起業する方法は考えていなかったので、新しい風が頭にそよいだ。

 


彼自身のキャリアや最近のできごと、家族の不幸などプライベートなことまで包み隠さず話してくれ、悪い印象は持たなかった。ただのバイト志望の30歳男にそんなに無防備に情報を共有してもいいのだろうかと内心思いつつ、彼の話を漏らさず聞いた。

 


こちらからは再度、起業したいという事もしっかり伝え面接は終わった。彼は最後に合否をメールにて伝えることと、別に合格したからといって受けなくてもいいということを言っていた。情報をオープンにしてくれたことに本当に感謝したこともあり、しっかり頭を下げ退出した。店の外はセミが忙しく鳴いていて、台風の後のムッとする湿度が僕をまとった。

 

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携帯には違う面接の連絡が来ていた。ジアレイというタピオカ屋さんだ。何個受けるんだよとツッコミたくなるだろうが、同時に3つの面接を申し込んだのだから仕方がない。3つとも受かって3つともで働きたいと考えていた。全てのオペレーションを真似するためだ。google先生は徒歩3分と示していたので、その足で下見をした。なんだこの森は。ユニークな世界観をもった企業なんだろう。次はどんな人と会えるのだろうか。少し面接が楽しみになった。帰国からずっと緊張続きだったせいか、どっと疲労感に襲われ、近所の公園に腰を下ろし泥のように沈んだ。