いまむうブログ

ほぼノンフィクション。面白さは保証できません。

ひきこもりが1ヶ月で西日本で営業ナンバー1になっちゃった話【#1】

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僕は大学を卒業すると同時に山口の実家に引きこもりを始めました。理由は色々ありましたが、心が疲弊してしまったというのが1番でした。

 

3ヶ月くらい引きこもり、もうどうしようもなくなったときに、運良くバイトしていた東京のラーメン屋のオーナーの方に電話した時に「東京にもう一度来ないか?面倒見てやるから」と言ってもらい、再び生きる光をみつけました。

 

引きこもりから脱出するために

僕は何をトチ狂ったか…

強制的にバイトを3つ掛け持ちしました。

世間でいう荒療治ってやつです。

 

 

その3つの内の1つがクレジットカードの営業。

 

山口県は下松市のデパートの買い物客に

クレジットカードを作ってもらうお仕事。

 

ココで俺は変な営業をしました。

 

バイトを初めてたった1ヶ月で

ただのバイト君の僕が西日本で営業トップになってしまったのです。

 

 

「初めて男を雇った」と言われる

採用面接時、女性マネージャーが

「長いこと働いてきたけど

 ココで初めて男を雇うわ」

と告白してきました。

カードの営業って女性の仕事だっけ?と思いつつ、「そうなんですか!でも頑張ります!!」となんとか仕事が欲しい俺は大きな声で答えた。

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無事採用が決まり、研修も終えて、早速、営業に駆り出されました。営業といっても新人女性社員の後ろにいるだけです。お買い物客に挨拶して「クレジットカード作りませんか?」とベーシックな声かけをしていきます。いたって正統派な営業だな、というのが僕の初めての印象でした。 

1日中彼女と一緒に営業して、たった2人がカードを作ってくれました。

 

時給800円で5時間の4000円のバイト君と、社員の2人で1日で2枚のカード。それって本当に利益出てるのだろうか?と疑問に思ってしまいました。

 

この同伴営業は1週間続きました。

 

基本的には断られてメンタルやられる

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同伴営業を終えた僕は1人で売り場に駆り出されました。社員さんに教えてもらった通りに、明るく大きな声でお客さんに声をかけ続けました。

 

真っ青のポロシャツ(カード会社の大きなロゴが胸に付いている)を着て、大きなプラカードを持って営業をかけます。

 

「カード作りませんかー?」

「お得なカードですー。」

 

っていう決まり文句を買い物客に投げ続けましたが、もちろん1日で何百人と断られました。

 

クレジットカードは悪、怖いというイメージを持っている人が多い(ただの今村の偏見)のが田舎。嫌な顔をされるのがほとんどでした。

 

記念すべき初日は運良く1枚だけ契約が取れました。本当に心が折れて、成約後の残った時間はトイレで携帯をいじってサボっていました。

 

全然契約が取れない→おもんない

翌日以降も断られ続けて自己否定されているような感覚にさいなまれました。結果、トイレでサボることが多くなりました(オイっ)。

1日のバイトの半分はトイレに隠れていました。まぁ、元ひきこもりはメンタルが弱いのです。

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社員さんにも今村がトイレでサボってるということがバレましたが、「調子が悪い」と嘘をついてその場をやり過ごしていました。毎日社員さんを困らせてしまっていました。

 

ただ、とにかくおもしろくなかったんです。引きこもりから脱出したばかりで、体力的にもメンタル的ににも、最弱の時期だったということもありました。

 

なんとか我慢すればバイト代がもらえる、時間よ早く過ぎろと思っていました。

 

おもんないのは断られるから

トイレの中で考える今村。

 

「断られるからおもしろくない」

 

だったら断られなければいい。じゃあどうするか?ウソップみたいに百発百中で営業かければいい...

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そんなの無理かー。

 

そういえば、他のバイトはどうしてるんだろう?見に行ってみよう!!

 

という風に考えることができました。

 

 

職場で一番の営業成績のおばちゃんを尾行

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1日に6,7枚の契約を取るおばちゃんがいた。

手っ取り早く、そのおばちゃんの営業を真似すればいいのではないか?

早速おばちゃんの尾行を決意。館内を探し回ったら、おばちゃんは商品の棚を見ていました。

 

特に営業しているわけではなくて

まるでお客さんのように、買い物をしている、そんなように見えました。おばちゃんは自分の気配を消して、お客さんにさりげなく近寄っていき、長年培ったの営業トークを展開して、そのまま契約を取るという戦法でした。まるでハンターハンターの絶。

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とにかく真似してみよう。

 

根本的な問題→武器が俺にはない

自分の持ち場に帰り、早速おばちゃんのマネをしてみました。買い物をしているそぶりで、お客さんに近寄っていき、営業トークをしていきました。

 

やってみて初めて、うまくいかないことに気づきました。

 

読者のあなたならお気づきだろうと思いますが、今村にはそもそも使える営業トークなんてなかったのです。新人の僕が、そんな武器持ち合わせていません。

 

さらに言うなら、クレジットカードのこともよくわかってないという丸腰状態なのです。降参ですよ、もう。

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おばちゃんの営業スタイルは、長年の経験があってこそ成り立っていたんだ、ということを、やってみて初めてわかったわけです。

 

真似する人を「まちがえた」と悟りました。

じゃあどうすればいいんだ。

僕はまた、サイコロでふりだしに戻されたような気分でした。

 

でもヒントを見つけた

おばちゃんが買い物客のようにしていた、その姿に別のヒントを得ることができました。

 

「営業するのやめたらいいんじゃないの?」

 

それに加えて

「営業を一人でやらないといけないルールはないよね必要ないよね?」

という考えが浮かんできました。

 

 

例えば、逆の立場、お客さんの立場で考えてみました。僕が買い物している時に、1人のデカイ男がいきなり近づいてきて、クレジットカードを作らせようとしているとわかったら… 

 

嫌な気しかしない 

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「邪魔すんなよ」「話かけんな」

って内心思うだろうなと思います。

 

でも今までの営業でやってたのは、そうゆうネガティブな感情を起こさせるものだった、ということが分かりました。

 

1人で行動するのをやめて、しかも、クレジットカードを作らせようとするのをやめたらどうなるか、という実験をしてみることにしました。

 

時給800円をもらっておきながら、営業を放棄してしまうバイトなんて、経営者にとって最悪の存在だと思います。

 

人はみな、「人と同じことをしたくない」「人から言われたことをしたくない」という感情を持ち合わせていると思います。

 

どうせなら

他人と思いっきり逆のことをしてみる、

 

バイトという身分だからできることですが、この転機から、実験的な働き方が始まりました。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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