いまむらはかんがえた。

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コタンからのお便り 〜YouMe schoolについて、追伸〜

 

前略

いかがお過ごしでしょうか?

この前のお手紙の続きです。
前回長くなったので、追伸を書きます。

 

www.mamu.site

 

自分がインターンをしているYouMe Schoolについてです。 

 

この前のお手紙で書いたような素敵な想いのつまったところで教師をしています。

働いている自分自身が、毎日が夢のようです。

現在、YouMe  Schoolは2校あります。

コタンの学校は幼稚園のクラスから7年生まで。

インドの国境に近いビラトナガルにもYoumeSchoolはあります。ここは幼稚園のクラスから6年生まであります。

生徒数はコタンの学校が205人、ビラトナガルの学校は156人の生徒がいます。

先生はどちらとも15人ずつの計30人です。

 

YouMe Schoolの特徴を書いてきます。

・全教科オールイングリッシュでの授業

基本的にネパールの公立の学校で使用される教科書は、全てネパール語で書かれています。

しかし、今のネパールだと英語ができなければ仕事を見つけることは困難です。
そこで、YouMe Schoolは、英語が堪能な教師を採用しており、全ての授業を英語で行っています。算数や理科、社会の授業も全て英語で授業します。

ネパールでは、質の良い高等学校や大学に行くためには英語が必須です。

第2言語として英語を習得すれば、留学できるチャンスを掴むことができるなど、彼らの将来の可能性が飛躍的に広がります。

・日本の見習うべきところを取り入れる

日本人である私たちにとっては当たり前であることも、ネパールでは当たり前でなかったりします。

ネパールでは公共のものを掃除する習慣がありません。

なぜなら、ネパールでは掃除をすることはカーストの身分が低い人がすることだからです。ネパールでの学校も掃除する習慣はなく、掃除してくれる人を雇ったりしています。

ですが、YouMe Schoolでは生徒たちは自分たちで学校の掃除をします。

YouMe schoolでは全員が一緒に掃除をします。結果、自然とカーストを気にせずにみんながフラットに仲良い環境が生まれています。

この前、生徒の一人に掃除をしたら心もスッキリするねと言われました。気がついてくれたんだ!と感じられた時、とても嬉しかったのを覚えています。

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・カーストフリーの学校

ネパールでは未だ実社会の中でカーストが根強く残っています。特にカトマンズから離れて田舎に行けば行くほど強くなってきます。

YouMe schoolではみんな同じ可能性があるという信念で、子どもたちと向き合っています。カーストによって差別が生じないように気をつけているんです。

そして個性を持った人間だと徹底して教えているため、学校全体が家族のような関係が作れているんですよね。

 

自分はコタンに長期で滞在し、ビラトナガルには二ヶ月間だけ滞在しました。今もコタンにいます。

子供たちと過ごしていてとても驚く事ばかりです。6年生と7年生は問題なく英語でコミュニケーションが取れます。

ホームステイをしていますが、その先の子供たちは9時には寝て、4時くらいに起きてそれから勉強をしています。

授業でも、日本では空気を読む事が絶対で、恥をかく事も多いので、質問をする子が少ないのですがネパールの学校では逆です。

みんなが質問をしてきます。

日本の文化についてシェアしている時には、

お箸はどこから来たの?とか、なんでひらがな、カタカナ、漢字もあって、、、そんなにいらなくない?なんで日本の料理は生で食べる物が多いの?などの質問が次つぎと出されました。

しっかりと答えることができるといんですが、答えられない場合は「明日の宿題ね」と自分の宿題にしています。
ありがたいくらい生徒たちからいろんなことを学ばさせてもらっています。  

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 ランチの時間に「ネパール人は本当に優しいなぁ」と、改めて思うことがあります。

自分たちでもってきたものを一箇所に集めて、みんなでそれをシェアするんです。

もってくるものがあまりない子でもみんなと同じ量を食べることができます。

 

「自分のものはみんなのもの」 

 

こんな概念はどうやったら身につけられるんでしょう?

もちろん学校の指導もありますが、これは学校の教育だけではないと、、自分は思います。地域や家庭、ネパールの大人の人たちが当たり前に思っているから、子どもたちも、みんなで分け合うことが当たり前なんでしょうね。

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 水道もない、電気もない。中学校卒業試験は全国で最低レベルであるこの地域。

片道3時間もかけて学校に通う子がいて、学校がなければ生まれない考え、笑顔、人間関係。

それらを生み出すことができるYouMe schoolは本当に素敵だ、、、と心から思っています。

 

みんなが背中に背負ってる「国に恩返し」という言葉。

いつかみんなの思いが繋がってみんなが生きたいように生きれる。

そんな国になってほしい。

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 ですが、課題もあります。

ネパールでは教科書にあることを教えることが”素晴らしい教育”だと思われてきました。

そのため、体育や家庭科、音楽などの授業がありません。

すべての時間座って勉強をしています。

人間は五感を使うことで様々なことを考え学ぶはずです。

そのようなことを変えていかなければいけないと思っています。

 

このYouMe schoolは多くの方に支援金をいただいて運営している状況です。

学校の学費は学校に通いたいと思う子が全員通えるようにと、最低限しかいただいていません。

学年が増えるごとに、生徒が増えるごとに人材や物が必要となってきました。より多くの方の支援が必要です。

 

特にコタンの学校は山岳地域にあり、優秀な先生を都市部から雇用しなければいけません。

さらに、ここでは水が不足しているため、水を買わなくてはいけません。

生徒たちが手を洗ったり、トイレに使う水ですらない状況です。

 

このような学校運営の課題もあります。

 

ですが、このような学校の課題も、YouMe Schoolの理念に共感してくれた人たちのサポートや、アイディアの共有してもらって、解決しようとしております。

こちらがYouMe Schoolのホームページです。

ご覧になってみてください。

 

https://join.youmenepal.org/get-involved

 

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多くの課題があります。

 

ですが、自分は今、教えている子どもたちを見ていて感じるんです。

いつか近い、未来、、

5年後かもしれないし、10年後かもしれない

 

YouMe Schoolで教育を受けられている子どもたちが

しっかりとした人間性を育んでいって

将来、自分自身のいのちを精一杯、発揮できると。

 

そして、そういったYouMe School の卒業生が、

「国に恩返し」 

として、このネパールの教育に力を入れてくれると。

 

今は、海外などの支援に頼る部分もありますが、

このネパールの人たちが、自分自身の力で、ネパールをよりよくできるという未来を作りたいです。

 

その一つが「教育」であるということを自分は信じています。

 

法政大学 4年 坂元裕星

 

 

コタンからのお便りシリーズ

www.mamu.site 

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