たったの207個でネパール語が話せるようになる!???
ネパール語、早く楽に喋れるようになる簡単な方法ないのかなー?と
思ってたら、「ほんとかよ?」と声に出してしまうぐらいの
興味深い記事を見つけました。それがこちら、
インドネシア語は、207単語で十分! - MULTILINGIRL♪
記事によると、
ある言語学者が作成した「swadesh list」なるものがあって
インドネシア語の会話はそのリストの207単語を覚えれば十分だ。
もちろん他の言語にも同様のことが言える。
ということが書かれていました。
魔法のようなスワデッシュリスト
スワデシュ・リスト (英語:Swadesh list)とは、「基礎語彙」を集めた様々なリストのうちの一種であり、モリス・スワデシュが1940年代から1950年代にかけて発展させたものである。語彙統計学(言語間の近縁度の量的な見積もり)や、言語年代学(言語の分岐年代の決定)に用いられる。(wikipwdia)
基礎語彙というだけであって、十分というには言い過ぎなのでは?
と考えてしまいましたが、ラインナップを見てみると
日常ではかなり重要な単語ばかり。ミミズなど、そんなの日常使わないよ、というものもあるにはあるが、基本的には覚えないといけないことは確か。
スワデッシュリストはあくまでツール、つまり道具でしかない
あくまで、私の解釈ではスワデッシュリストは
- 言語同士を並べて比べる時に使う道具、
もっと言えば、
- 言語同士がどの時代に分かれて、それらがどのくらい違うものになったかを測るためのリスト、
もう少し詳しく、
- 言語はもともと起源が同じものがあって、それらの言語がどの時代に分岐して、その後どのくらい違うものになったか (ちょこっと変わっただけであって両言語間でコミュニケーションが取れるのか、それとも全く別物になってしまったのか)を調べる時に使う、人間生活上、使用頻度や使われ方の変化が著しく小さい単語のリスト。
ということになる。
リストを実際作って、それで会話ができるか検証
wikipediaでもネパール語のswadesh listがありますが、
情報がヌケヌケになっており、未完成だったので、完成させて実際に会話ができるのかどうかを、自分の現地生活で活かせるのかどうかを検証していきたいと思います。
*リストは英語ベースなので、訳のパターンが様々可能ですが、今回は、より頻出頻度が高い、より会話で大事であろうという意味の訳をチョイスして、リストアップしていきたいと思います。ネパール語は母音だけでも12個あり、日本語には無い様々な発音のが存在するので、一番近いであろう発音を日本語表記します。例えば「Ra」と「La」の違いは表現できないので今回は『ラ』と表記します。
- マ(私)
- タパイ(あなた)
- ウニ(彼)
- ハミ(私たち)
- タパイハル(あなたたち)
- ウニハル(彼ら)
- ヨ(これ)
- トゥオ(それ)
- ヤハン(ここ)
- ティヤハン(あそこ)
- ......
- ......
- ......
というように207個がズラーっと続いていきますので、207個のスワデッシュリスト完成版は記事の最後に載せます。下のリンクから飛んでください。
『旅の指さし会話帳』とスワデッシュリスト
実際、リストを完成させていく上で、僕の持っている「辞書」や 「指差し英会話張ネパール」に載ってない単語が結構な数ありました。そし意外にも、両者は共通していない単語が多かったです。
ただ、旅行する程度なら、やっぱり「指さし会話帳」が便利ですね。
ネパールで生活する上でも、この本を貪るように読み、何度となくお世話になりました。特に、最後のセクションの「日本語から引く」単語帳がありがたいですね。
厳選されたコンパクトな単語集っていうイメージです。
やっぱりスワデッシュリストだけでは会話はできない
スワデッシュリストはサバイバルリスト
やっぱりこのリストを覚えるのはマストではありますが、十分とは言えないなと感じました。 もちろんリストの中には覚えていないと会話が成り立たないものや、不便になってしまう単語が大半でしたが、一方で、この単語は使ったことがないし、これからもあまり使う機会はないだろうなという単語もかず多く見受けられました。僕の現地での生活パターンではこのスワデッシュリストだけでは会話は思うように行かないなと感じました。ただ、スワデッシュリストはネパール語にアプローチする一つの良い方法であり、サバイバル的な速攻性のあるツールではあると言えると思います。
オリジナルリストを作成予定
ではどんな単語が日常生活で使われているのかということが気になりますが、それは機会を見てオリジナルのリストを作ってみようと思います。実際に現地で生活していて、現地人がよく使う単語をリサーチして作りたいと思います。少し時間がかかるとは思いますがご了承ください。
どうしたら会話ができるようになるのか?
長澤まさみさんの『飛び抜けた高い意識』
こんな記事がありましたので、ご紹介いたします。
記事の中の、「2週間くらい毎日9時間勉強の日々で大変な思いをしました」という彼女の一言で、女優としての長澤さんの仕事への真剣さが伝わってきました。
急速な成長のポイントは3つ
長澤さんは映画の撮影のために、台湾にて中国語を習得されました。記事を読んでいて、尊敬したポイント、人にはあまり真似できない点を3つご紹介します。
- 現地に住む
- 毎日9時間勉強
- 口と耳で覚える
彼女は台湾に住み込み、中国語の環境にズッポリ浸かり、初めの2週間は毎日9時間の勉強を続けました。特に発音については、中国語の基本の発音のピンインなど、何もわからないところから、とにかく口に出して発音して、それを耳で聞き、自然とソラで口から中国語が出るようになるまで練習を続けたそうです。また、すごいなと思ったのは、撮影が終わった後も、個人的に滞在を延長して、中国語の習得に勤しんだそうです。それだけの本気、真剣な姿勢、尊敬しました。
実際、彼女が舞台挨拶で中国語を話している姿や、中国語のスピーチをしているところを見ると、彼女の努力のすごさがわかりました。
絶え間ない努力の積み重ねが必要不可欠
ネパール語でも、何語でも、語学習得に近道はないんじゃないかなと思います。綿が水を吸うように、お香が体に染みるように、母親が子供におっぱいをあげるように、森がが日光を浴びるように、自然の絶え間ない努力が必要なんじゃないかなと思いました。僕もネパール語をもっと極めて、現地の人の心に触れていきたいなと思っています。
ぜひネパール語検定で腕試しを
5分ほどの簡単なフリーテストで、あなたのネパール語能力がわかります。テストは簡単な単語や文章の3択で構成されています。お気軽に受けてみてくださいね。
スワデッシュリスト完成版(207個)
- マ(私)
- タパイ(あなた)
- ウニ(彼)
- ハミ(私たち)
- タパイハル(あなたたち)
- ウニハル(彼ら)
- ヨ(これ)
- トゥオ(それ)
- ヤハン(ここ)
- ティヤハン(あそこ)
- コ(だれ)
- ケ(なに)
- カハン(どこ)
- カイレ(いつ)
- カサリ(どうやって)
- チャイナ(〜ない)
- サバイ(全て)
- デレイ(たくさん)
- コイ(いくつかの)
- アリカティ(少しの)
- アルコ(他の)
- エク(1)
- ドゥイ(2)
- ティン(3)
- チャール(4)
- パーンツ(5)
- トゥーロ(大きい)
- ラーモ(長い)
- ファラーキロ(広い)
- モト(太い)
- ガルンゴ(重い)
- サーノ(小さい)
- チョト(短い)
- サングロ(狭い)
- マシノ(細い)
- マヒラ(女性)
- プルース(男性)
- マンチェ(人間)
- バッチャ(子供)
- スリマティ(妻)
- スリマン(夫)
- アマ(母)
- ブワ(父)
- ジャナワル(動物)
- マチャ(魚)
- チャラ(鳥)
- ククル(犬)
- ジュムロ(虱;しらみ)
- サルプ(へび)
- キラ(ミミズ)
- ルーク(木)
- バン(森)
- チャリ(棒)
- パルフル(果物)
- ビュウ(種)
- パート(葉っぱ)
- ジャラ(根っこ)
- バルカ(樹皮)
- フル(花)
- グラス(草)
- ドリ(ロープ)
- チャラ(肌)
- マス(肉)
- ラガット(血)
- ハッディ(骨)
- ボソ(脂肪)
- アンダ(卵)
- ハルナ(角;つの)
- プッチャル(尻尾)
- パンカ(羽)
- カパール(髪)
- ターウコ(頭)
- カーン(耳)
- アーンカ(目)
- ナーク(鼻)
- ムク(口)
- ダーント(歯)
- ジブロ(舌)
- ナン(爪)
- クッタ(足)
- ゴラ(脚)
- グンダ(ヒザ)
- ハット(手)
- ウィング(翼)
- ペット(お腹)
- アーンドラ(腸)
- ガルダン(首)
- ピテューン(背中)
- チャティ(胸)
- ムトゥ(心臓)
- カレジョ(肝臓)
- ピウヌ(飲む)
- カヌ(食べる)
- トクヌ(噛む)
- チュスヌ(吸う)
- トゥクヌ(つばを吐く)
- バンタ ガルヌ(嘔吐する)
- ウルヌ(吹く)
- サス フェルヌ(息をする)
- ハーンスヌ(笑う)
- ヘルヌ(見る)
- スンヌ(聞く)
- チンヌ(知る)
- ソチュヌ(思う)
- スングヌ(匂う)
- アヌバム ガルヌ(感じる)
- ストゥヌ(寝る)
- バスヌ(住む)
- マルヌ(死ぬ)
- マールヌ(殺す)
- ラルヌ(戦う)
- シカール(狩り)
- タッカル ラガウヌ(当てる)
- カトゥヌ(切る)
- フタウヌ(割る)
- チルヌ(突き刺す)
- コパルヌ(引っかく)
- カンヌ(掘る)
- ポウリ ケルヌ(泳ぐ)
- ウルヌ(飛ぶ)
- ヒンヌ(歩く)
- アウヌ(来る)
- パルタヌ(横になる)
- バスヌ(座る)
- ストゥヌ(立つ)
- グムヌ(回る)
- カサウヌ(落とす)
- ディヌ(与える)
- サマル(保持する)
- ニチョールヌ(絞る)
- ラガルヌ(こする)
- ドゥヌ(洗う)
- プチュヌ(拭く)
- タンヌ(引っぱる)
- ガチェットゥヌ(押す)
- フャクヌ(投げる)
- バンドゥヌ(結ぶ)
- シウヌ(縫う)
- ガンヌ(数える)
- バンヌ(言う)
- ガウヌ(歌う)
- ケルヌ(遊ぶ)
- タライヌ(浮く)
- バグヌ(流れる)
- ジャムヌ(凍る)
- プルヌ(膨む)
- スリヤ(太陽)
- チャンドラ(月)
- タラ(星)
- パニ(水)
- パニ(雨)
- コラ(川)
- ポカリ(湖)
- サムンドラ(海)
- ヌン(塩)
- ドゥンガ(石)
- バルワ(砂)
- カシンガル(塵)
- ダルティ(地球)
- バダル(雲)
- ハッス(霧)
- アーカス(空)
- ハワ(風)
- ヒウン(雪)
- バラフ(氷)
- ドゥーロ(煙)
- ゴラ(火)
- カラニ(灰)
- ジャンマヌ(生まれる)
- バト(道)
- パハド(山)
- ラト(赤色)
- ハリヨ(緑色)
- パヘンロ(黄色)
- セト(白色)
- カロ(黒色)
- ラティ(夜)
- ディン(日)
- バルサ(年)
- タト(熱い)
- チソ(寒い)
- プルナ(満杯)
- ナヤン(新しい)
- プラノ(古い)
- ラムロ(良い)
- ナラムロ(悪い)
- カサヌ(腐る)
- フォホル(汚い)
- シーダー(まっすぐ)
- バトゥロ(丸い)
- タリロ(<刃が>鋭い)
- ナタリロ(<刃が>鈍い)
- サンマ(なめらか)
- チソ(湿った)
- スカウヌ(乾かす)
- ティク(正しい)
- ナジック(近い)
- タラ(遠い)
- ダヤン(右へ)
- バヤン(左へ)
- マ(<場所>で)
- マ(の中に)
- サンガイ(一緒に)
- アニ(そして)
- エディ(もし)
- キナバネ(なぜなら)
- ナーム(名前)
ネパール語のスワデッシュリストいかがでしたか?
知らない単語はありませんでしたか?
僕は正直たくさんありました、勉強不足です。
こんなフレーズリストを作ってみました。どのフレーズも即効性のある役立つものなのでぜひご活用ください。
ざっくりネパール文法
単語やフレーズも大事ですが、会話の基礎は文法です。日本語に似た文法体系をもつネパール語ですが、少し腰を据えてとっくめばなんて事ありません。ぼくがネパール語学習でつまずいたポイントを外して、誰でも気軽に学べるようにカタカナで攻略していきます。
歌ってネパール語
ネパールの人気曲を解説していきます。ネパール語の歌を歌えただけで目の前のネパール人とは親友になれます。1フレーズだけでもとっても喜んでくれます。