- ネパール人は子供から年配の方まで、大体の人が英語を自由に操れるが、典型的な4タイプの訛りに注意した方がいいって話。
ネパール人の英語力って実際どうなの?
ネパールに旅行する、移住するってなった時に気になるのは、英語って通じるの?ということがあると思います。ズバリ、かなり通じます。大体の人が英語を喋れるところは、ネパールの良いところです。日本に比べると、英語力は比べ物にならないくらい高いです。特に観光地のカトマンズでは、外国人が多いため、ちっちゃいお店のおっちゃんも流暢に話せたりするくらいで、旅行者として英語をある程度理解できれば意思疎通は簡単にできます、問題ありません。私立の学校教育では、オール英語で授業する学校がほとんどです。ただ、日本と同じ様に、年配の方や地方の方はネパール語しかわからない人が多いように思います。逆に、小さな子供が英語ペラペラってことも少なくなくビックリするとともに、助かることも多いです。街で何か迷ってたりすると、子供が色々教えてくれたりします。人懐っこく、優しいです。私が日本人とわかると「携帯番号交換しよう!!」と言ってくる子供もいたりして、かなりフレンドリーで、英語の通じる彼らにはいつも助けられています。
英語だけじゃないよ、マルチリンガル多数
もともと、ネパールは多民族・多言語の国で、ネパール語を共通言語として話すと言うだけであって、みんな訛りというか話し方が違います。民族ごとにそれぞれの独立した言語を持っており、共通語としてネパール語を話します。大体の人が、英語、ヒンドゥーもできるのでネパール人は4つ以上の言葉を操るマルチリンガルが多いように感じます。ヒンドゥー語もネパール語とかなり似ていて、たいていの人はヒンドゥー語も操れます。隣国の北京語も話せる人もかなり多いです。僕のホームステイ先のお母さんはネワール語というローカルな言葉を話します。ネワール語は、他の家族でも全然理解できないくらいネパール語とは違い、かなり難しいみたいです。現代のカトマンズでは、家ではローカル言語を、学校ではネパール語もしくは英語を使う方針の家庭が多いようです。
なぜこんなに英語を話す人が多いのか
ネパールは経済的に他国への依存度が高く、特にお隣のインドと中国におんぶに抱っこ状態です。数年前にはインドとの仲が悪くなって、物資をストップされて、ネパール全土が麻痺するという状況が起こったぐらい依存度が高いのです。ガソリンや電気を止められて、毎日生活するだけで大変だったと聞きます。
そうゆう苦労もあってか、自分の子供には英語をしっかり教えて、将来社会で活躍する人間になって稼いでほしいと願う親が多いようです。未来を担う若い世代にとっては英語は必要不可欠な1つのツールになっているようです。子供にとってはネパールを出て、アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国、そして日本などの経済大国に移住するのが大きな夢、もしくは逃げ道になっているようです。こうしてネパールからは優秀な人材のほとんどが流出していっているのがネパールのリアルな状況です。
ネパール人の英語のクセはかなり強い、聞き取れないことも
日本訛りの英語を話す僕が言えたもんじゃないですが、ネパール人のクセはかなり強いです。英語で話してるのに、ネパール語かな?と勘違いしてしまうくらいです。ただ、聞き取りにくいのは訳があって、少し僕たちの認識とは違うルールが隠れている様です。その中でも、特に聞き取りづらいパターンを以下にまとめてみたいと思います。
①「R」を「ル」とはっきり発音する
- doctor→ドクタル
- Internet→インタルネット
- water→ウォウタル
- park→パルク
- tour→ツール
- car→カル
②Sから始まる発音に弱く、単語の頭に小さく「イ」というクッションの発音をつける
- start→ィスタート
- school→ィスクール
- Sprite→ィスプライト
- steam→ィスチーム
- study→ィスタディ
③「F」が「P」の音に聞こえる
- friend→プレンド
- for→ポー
- five→パイブ
- fish→ピッシュ
④おかしな響きになっている
- design→デジャイン
- bank→ビャンク
- badminton→ビャトミントン
以上が聞き取りにくいネパールの英語でした。
全体的に早口の人が多く、日本人が聞きなれている英語と比べて、パピプペポのような破裂音が多いなという感じです。事前に知ってれば違和感を感じながらでも意思疎通はできますのでご心配なく。そうゆう私はかなり聞き返したりしてるのですが、勉強不足でごめんなさい。